シン・ニホンシ

日本の歴史を新しい視点でとらえ、検証し、新しい未来を考える

08.日本人の遺伝子はYAP型

まず、日本人の起源とはどこにあるのか。それを遺伝子によって解明しようという研究が行われている。どのような結果だろうか。

■解析方法のアプロ―チ
解析方法として3つのアプローチがある。1つはミトコンドリア遺伝子を調べるというもの。2つめはY染色体を調べるというもの。このY染色体のパターンや配列を調べたところ、日本人は「D2」というタイプを持っているようだ。この「D2」というタイプの中に「YAP型」が含まれ、Y染色体の中でも古くからある系統とのこと。この系統を持っている人種は世界でもめずらしく、アジアでは日本人に多く、中国、韓国にはまず見られないそうです。そして専門家によれば、日本人と"古代"ユダヤ人に共通しているそうです。また地中海から中近東、南部イタリアの人たちと共通点が多いそうです。
<参考>日本人の遺伝子 一石栄一郎
■ここまでのまとめ
ここでわかったことは
・日本人の遺伝子は古代ユダヤ人と一致している。
・日本人の遺伝子は他のアジア、中国、韓国人と異なる特徴を持つ
ということは遺伝子的分野からも証明されました。
■まだわかっていない点
かなりの決定的なことがわかってきたのですが、以下のことがまだわかっていません。
以下の論点はわたくしが整理しました
1.古代ユダヤ人、古代日本人のどちらが先かはわからない
・日本の縄文時代は長い
ユダヤ側も旧約聖書の時代を考えると古い。旧約聖書以前がわからない。
2.古代ユダヤ人が日本に渡来後し人口の大勢を占めたとは考えにくい
・日本には古くからある程度の人口がいた。
ユダヤ民族の渡来は4世紀頃?と考えられる。
・その後、人口の大多数を占めることはありえるのだろうか
3.最初おなじ系統が日本、ユダヤにわかれ、再び合流した結果なのか
・例えば、仮にノアの箱舟・洪水伝説が本当だっと仮定する
・その一族がそれぞれ各地に散らばる
・4世紀頃、一部が再び合流したのか

以上のようなことを当ブログで探っていく。
その他、以下のようなことを合わせて検証していきます。
①遺伝子解析からのアプローチで検証できるか
古代ユダヤ人の遺伝子を持つ方々側の遺伝子も解析することで、日本人、古代ユダヤ人のルーツを解く。
旧約聖書側・洪水伝説はいつの時代の話か、そのとき日本は縄文時代であったのだろうか。洪水伝説の、口頭伝承の被害状況を分析すると、中心に近い地域・民族ほど被害の程度が大きく、そうでない場合は小さく分布となる傾向があるときいたことがある。地域や民族を超えて伝承が残っている。何らか過去に大きな洪水があったのだろうか。
古事記天地開闢(かいびゃく)や天孫降臨部分について
創作なのだろか。その場合、多少脚色があったとしてもどの部分が真実か。また、民族のルーツを探る、有益なヒントがあるのでは。それらは検証できるのか。
三内丸山遺跡天文学の発達の理由
ククルカンの神殿で、春分の日秋分の日に、ピラミッドの基壇が作る影が蛇の形になる。だれが、どのように設計したのだろう。三内丸山遺跡の時代も天文学が発達していた。どのような類似性があるのか。