シン・ニホンシ

日本の歴史を新しい視点でとらえ、検証し、新しい未来を考える

97.海に沈んだ古代の文明、与那国海底遺跡と世界の海底遺跡

海にも古代の文明が沈んでいる。古い時代のものもあれば、伝説となってしまった古代文明の一部もあると思われる。ここでは日本の与那国海底遺跡、そのほか世界の海底遺跡を調べた。
目次
・1.ジーランディア大陸
・2.与那国海底遺跡
・3.イスラエル、アトリット・ヤム(地中海)
・4.ギリシャ・パブロペトリ
・5.グアテマラ・サマバジャ
・6.フロリダ沖
・7.フロリダ沖ビミニ島
・8.バハマ諸島近海
・9.アンドロス島
・10.キューバ西端の海底
・11.キューバの東北東
・まとめ

■1.ジーランディア大陸
まずは大陸ごと海に沈んでいるケースを紹介する。2017年、ニュージーランドとその周辺海域に「ジーランディア」と呼ばれる8番目の大陸の存在が確認された。500万平方キロメートル以上の広さ。現在はその94%が水中にあるとされる。
↓参考は以下
www.businessinsider.jp

■2.与那国海底遺跡
次に、沖縄の海底遺跡を紹介する。与那国海底遺跡与那国島の南東側に位置。「新川鼻」の沖合約100m付近の海底にある。1986年、地元のダイバーが発見した。遺跡では巨大な階段構造をもつ人口構造物がある。与那国海底遺跡の水深は20m~25m程度。なお、与那国海底遺跡は前記事で取り上げた台湾の南東約60キロのランユー島と近い。
参考①:与那国島海底地形・GoogleMap、写真も多数↓
www.google.com参考②:琉球大学地震学研究室
海底遺跡が地形断面でわかる。海から近い。また2万年前は海水面が今から100m低く、6000年前に今と同じ高さとなったことが示されている↓
https://seis.sci.u-ryukyu.ac.jp/info/kaiteiiseki/kaiteiiseki.htm

■3.イスラエル、アトリット・ヤム(地中海)
次は古代の地中海。アトリットは8,000年前の旧石器時代に実在した村。今はイスラエル北部岸の地中海に没している。沈んだ原因は8,500年前のエトナ山の大爆発が原因だと言われている。高さ40mの津波が発生して海岸にあったこの島も水中に没した。現在は水深8~10mの中に沈んでいる。1960年に発見されて以来、調査が継続中。これまでに住居や墓地、600kg以上の巨石を使用したサークルが発見されている。

■4.ギリシャ・パブロペトリ
続いて古代のギリシャギリシャ南部の沖合に5,000年前の海底遺跡が見つかった。町にはまるで計画都市のよう。道路や庭、墓地などが区画整備され水道管が通っている。町の中心に最大12部屋の建物が15棟以上見つかっている。
以下で画像が確認できる↓
gamefish.blog.fc2.com
■5.グアテマラ・サマバジャ
続いて湖の中。おそらくマヤ文明の遺跡。1996年、アティトラン湖で湖底遺跡が発見された。かつてマヤ文明が栄えていた近隣の湖である。1700年以上前に火山の爆発または地すべりが原因で湖の底へと沈んでしまった小島。遺跡の内部で6つの儀式用の石碑、4つの祭壇、複数の小さな住居が見つかった。

■6.フロリダ沖
2012年3月29日、フロリダ沖の水深2,000メートルの海底で、米仏の共同グループが2基のクリスタル・ピラミッドを発見した。

■7.フロリダ沖ビミニ島
1968年、アメリカ・フロリダ州の沖に存在するビミニ島から1kmほど沖へ出た場所の海底で、長さ数百メートルにおよび石の壁が発見された。
参考:以下より↓
takashi1016.com

■8.バハマ諸島近海
1970年、自然療法医レイ・ブラウン氏がバハマ諸島近海で、ガラス質の結晶で構成された「クリスタル・ピラミッド」を発見した。

■9.アンドロス島
1977年、アンドロス島沖を進む漁船のソナーがマヤの神殿ピラミッドに似た構造物をキャッチした。

■10.キューバ西端の海底
2000年、キューバ西端の海底でピラミッドや都市遺跡が発見された。

■11.キューバの東北東
2012年10月24日、キューバの東北東、水深700メートルの海底でクリスタル・ピラミッドを含む4基のピラミッドが発見された。スフィンクス、神殿などの都市遺跡が発見されたという。
↓が2012.10.24と思われるピラミッド。こちらもフェイクニュースでなければよいのだが。
tocana.jp

■まとめ
ジーランディア大陸は比較的浅い様子、大陸が海に沈むことはある
・沖縄の与那国海底遺跡のように海水面の上昇で沈む場合もある
・エトナ山の火山爆発など、津波の発生で都市が消失する場合もある
・与那国海底遺跡は台湾のランユー島と近い
・台湾のランユー島はイースター島のルーツと証明されている
イースター島アンデス・インカ文明と近い
アンデス・インカ文明は飛行技術をもっていた可能性があり
・ピリレイスの地図により古代ギリシャの古い地図は航空用の可能性
アンデス・インカ文明は中南米、海岸沿いに多く、一方で高地文明である
バミューダ付近で磁気異常を引き起こす現象が一般的にも知られている
アメリフロリダ州沖やキューババハマ付近で海底にピラミッドが沈んでいる

<参考>
実在する世界の驚くべき海底遺跡・海底都市7ヶ所 | ailovei
発見されていないピラミッドが数多くある