シン・ニホンシ

日本の歴史を新しい視点でとらえ、検証し、新しい未来を考える

89.図解でわかる世論構築の構図~周辺諸国、ポリティカルコンパスも考慮して~

どうして国民の意見を吸い上げ、国民の暮らしを良くするという、そういう仕組みができないものだろうか。実は、思っているより多くの利害関係者がいて、意思決定をするというのは複雑な構図となっているということを理解する。
※当まとめは完全オリジナルです。

目次

・図解でわかる世論構築の構図
・日本国民とメディアに関して
・議員・政党・政府に関して
・政党や政府について

■図解でわかる世論構築の構図
わたし達の意見はどのように社会へと反映されるのだろう。そして「世論」としてどう形成されていくのか。その仕組みを図でまとめた。わかりやすさを重視したため、厳密な表現でないところはご了承いただきたい。

世論構築の構図

上記の図をもとに「各主体」とその矢印の関係性を解説していく。

■日本国民とメディアに関して
1.メディアは国民に(偏向)報道を行い、世論を形成する
 実態を調査して真実を報道するには労力やスキルがいる。またそのような多大な努力を払ったところで、一部の人たちの意見だとか、わかりにくい、となる。であれば、決めたシナリオ、使いたいコマをカットして編集力、つまりキュレーション力で勝負し、わかりやすくあるいはおもしろく報道する
2.政府は(ずらした)説明を行う。例えば「丁寧な説明」は「わかりやすい」説明ではなく"口調が"丁寧な説明、などと"ずらし"を行う。このことで嘘ではないと心の中での言い訳が成り立つ。
3.(一部だが)メディアは諸外国などから資金提供を受ける。特に資本比率で間接的に影響を受けている場合がある。広告費としてもらっている場合がある。その場合、当然その団体などの批判はしない。

■議員・政党・政府に関して
4.諸外国は議員や政府に対し圧力をかけて干渉する
5.中央行政から議員や政府に影響を与える。官僚組織には当然優劣がある。どれくらい影響力を及ぼせるか、外国とどれくらいコネがあるかで優劣が決まる。
6.議員は票とカネが必要である。国民からは票を、団体からは資金をかき集める。ゆえに最初のうちは思想が純粋でもだんだん政治家として生き残るために擦り切れてくる。どこまでパフォーマンスしとけばよいかもだんだんとわかってくるため、国民との距離は遠ざかる。

■政党や政府について
7.政党や政府には「政治思想」、実現したい政策の方向性がある。ただしどのポジションをとるかで良くも悪くも周りからの影響がある。