2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ここでは日本、インド、韓国における神話や始祖との関係を「卵」をテーマに調べ、古代の各国での思想的なつながりに対する理解をより深める。韓国は卵生神話を持つのだが、その理由はインドの「ブラフマンの卵」にあるかもしれない。■日本書紀における天地開…
前記事では朝鮮半島における伽耶連盟の存在と372年に百済王より七支刀が倭王に送られたことを紹介した。今回はその「七支刀」をキーワードとし、古代日本史を探っていく。■七支刀(前記事より再掲)七支刀は石上神宮(いそのかみじんぐう)に納められている…
前記事では古代高句麗王国、位置的には中国~北朝鮮に差しかかる国を紹介した。今回は韓国を含む古代朝鮮を取り上げ、古代日本の歴史を探る。なお古代朝鮮には高句麗、百済、新羅、伽耶(加羅)が関連する。■各国の建国史・新羅:紀元前57年に建国。356年と…
ここでは「ピラミッド型の古墳」を手掛かりとし古代を探る。古代朝鮮・高句麗王国の古墳群、そして日本の都塚古墳をみていく。■古代高句麗王国の首都と古墳群古代高句麗王国の首都と古墳群は中国の「吉林省集安市」と「遼寧省桓仁満族自治県周辺」の遺跡群。…
今回は「桃」をテーマに、日本の古代史を探っていく。まずは桃の実の遺跡と神秘思想の関係性からはじまり、そして桃太郎伝説の真相に迫る。次の流れで紹介してく。 ・纒向遺跡で見つかった桃の種・最古の桃・不老長寿伝説の桃、蟠桃(ばんとう)・不老不死と…
秦氏は秦の始皇帝の子孫であるとの伝承がある。真偽は別として始皇帝とは何者か、始皇帝を支える勢力がいかほどの技術をもっていたかを知る必要がある。次の流れで紹介していく。 ・始皇帝・始皇帝の政治・始皇帝の土木事業・秦の始皇帝陵・始皇帝の測量技術…
古代の中国と日本はどのような関係があったのだろうか。記録に残る遣使の始まりから古事記の完成する頃まで、つまり弥生時代~飛鳥時代初期までの遣使を取り上げる。これより、古代日本の王権の状況、中国やそれにからんだ朝鮮半島との関係の手がかりとした…
前記事までで現代科学や考古学的見地からの日本の古代を調査してきた。本記事以降ではユダヤ的なる民族が、日本へどう渡来してきたのか、その痕跡を探っていく。まず今回はそのひとつ、中央アジアルートで日本にたどりついた渡来人である「秦氏」を紹介する…
形象埴輪とは、家、器、人物、動物などのヒト・モノ・動物を形どった埴輪。人物埴輪はそのうちの「ヒト」に関する埴輪で、造出や外堤に置かれているとされる。この人物埴輪に、独特のヘアスタイルとなる「美豆良(みずら)」を持つ埴輪が存在する。 ■芝山古…
弥生後期から古墳時代における日本における航海技術はどの程度だったのだろうか。瀬戸内海を船でわたったり、新羅や中国に使者を送ったりしていたとされる。その際、どのような舟を使っていたのだろうか。今回は「船」を切り口として古墳時代を探っていく。■…
今回は「馬」をテーマに古墳からの出土品を紹介する。馬という切り口から古代日本を探り、「人と馬との関係」への理解をより深める。■馬冑(ばちゅう)馬冑とは、馬のかぶとのこと。福岡県古賀市の「船原古墳」で馬冑が2013年に出土した。発見時はばらばらで…
今回は「糸玉」、「紡錘車」、「機織型埴輪」の出土例を紹介し、「布を織る」ために必要なモノ、道具をテーマに古代を探る手がかりとする。■弥生時代の糸玉の出土は国内初2022年6月、徳島県の南蔵本遺跡で弥生時代前期のものとみられる糸玉が出土された。糸…
埴輪とはなんだったか。オブジェのようなものもあれば、兵馬俑のような人の身代わりのようなものもある。そのような中で、大陸から技術の「原型」として持ち込んだと思われるものを紹介する。「空白の4世紀を埋める古墳」と絡めながら紹介していく。■空白の4…
前記事では銅鐸の真の用途を取り上げた。今回は古墳の真の用途を紹介する。古墳について、何のためにつくり、そして普及していったかが改めてわかるようになる。■古墳の建造の始まりと終わり古墳は全国に16万基本あるとされる。大王の墓というイメージが強い…
銅鐸とはいったいなんなのだろうか。銅鐸はひじょうに限定された時期、場所において出土される古代の青銅器である。その真実は藤芳義男氏の著書「銅鐸の謎」によって解き明かされた。この「銅鐸の謎」およびその他のオシント情報を元に、この銅鐸の謎を明ら…
日本の歴史をいろいろ探っていこうとすると歴史の情報の渦に巻き込まれ、日本とはなにかと迷子になることがある。そこで正しく日本を読み解き、アイデンティティを持つ国として理解するためのキーワードを紹介する。これより日本の地が理想的な国家を建設す…
ここまで日本人のDNA、ルーツ、古事記と建国史を示した。ここでは2021年頃にDNAの結果から提示された「渡来人の中に日本人がいた」というナゾを紹介する。どういう意味だろうか。また、なぜそのような歴史が存在するのだろう。■遺伝子解析結果の振り返り過去…
前記事で538年の仏教の導入、聖徳太子の活躍を紹介した。その聖徳太子だが、死亡理由はウィルスによる感染症、天然痘での死亡とされる。この飛鳥時代には渡来人の渡海が増えるとともに、感染症が流行っていた。原因不明の感染症に対し、人々は神仏に救いを求…
日本には古来よりアニミズム信仰、神道の思想がありました。これに対して仏教を国家的に採用しようとしていた時期がありました。崇仏論争の末、587年に蘇我氏と物部氏の間で丁未(ていび)の乱が起きます。その当時、高天原側ではどんな議論があったのでしょ…
儒教や仏教はどのような経緯で日本に導入されたのでしょうか。実は儒教も仏教も国造りの計画の中で、意図をもって日本に取り入れられた教えでした。本記事では儒教や仏教の導入の歴史、聖徳太子による国造りまでを紹介します。■儒教の導入500年代頃において…
前記事で九州南部の高千穂峰の王国を紹介。天照という女王が出て当時の日本の国民性が大きく変わっていった。「大和心」として呼ばれるその性質は女性のおおらかさ、繊細さ、穏やかさ、優雅さ、美しさの心根を表現する言葉である。今回は九州北部に卑弥呼が…
いよいよ日本史の真相と核心に迫っていく。ここでは1つめに日本人のルーツ。2つめにそのルーツから生まれた海洋民族としての歴史。3つめに九州南部の高千穂峰で勢力を築いた王国。4つめに日本建国草創期のメンバー。5つめに須佐之男が新羅遠征に至るま…
古代の日本史を解き明かすべく数々の歴史学者、考古学者、神学者、言語学者、生命科学者、小説家たちがその謎を追ってきた。そのとき古事記、日本書紀といった歴史書が必ず手がかりとなるのだが、必ず通ることになるであろう「天皇史」のナゾ。ここではその…
現在は西暦2023年。皇紀では「2683年」にあたる。西暦に660年足せばよいので覚えやすい。さて、この「皇紀」とは一体何か。どう定めたのだろうか。■西暦とはまずは西暦から。西洋諸国においてイエス・キリストが誕生した年をもって元年として数える方法。「…
ここまで日本史、および古代の世界史、シュメール~古代イスラエルを経てイザヤの預言が成立するまでのつながり、そしてDNAによる民族の分布状況を確認してきた。ここではいよいよ日本にスポットライトをあて、古事記の成立過程をみていく。■古事記の成立元…
世界レベルでDNAを比較すると日本人はどのように位置づけられるのだろうか。日本人の歴史や人種のルーツには様々な説が唱えられている。なぜ特定が難しいのかというと、それは歴史的に不思議な経緯をたどっているだと考えられる。果たして遺伝子解析からはど…
前記事では渡来人の区別が必要であると認識できた。今回は、各都道府県ではどのような違いがあるだろうか。何か特徴があれば歴史的な出来事などとともに手がかりとできるはずだ。 ■各都道府県でのゲノムの比率は縄文、渡来人のどちらに近い?東京大学の大橋…
遺伝子解析によって日本人の遺伝子の違いがわかってきた。遺伝子を調べればそれは科学的証明ともなり、日本の歴史の真実を読み解く根拠となるだろう。いくつかの日本人は〇〇だった説の真相に終止符を打てるだろう。今回、まずは日本人のルーツ、遺伝子解析…
現代文明の出発地は中東の地メソポタミア。そして終着地点は太陽が昇る国、日本となる。どの文明で、どのような思想が発達したのだろう。そしてどうやって日本に伝わってきたのだろう。主に文明、神話、思想、ルートの観点から総括した。 ■出発地・メソポタ…
日本人とは何かを知る際に神道、儒教、仏教の歴史を知る必要がある。ここではその「仏教の伝播ルート」を紹介する。あわせて中国人の信仰の3点セットとも言われる儒教、仏教、道教の思想を紹介する。 ■古代中国の歴史王朝別に年代をまとめた。中国や韓国へ…