シン・ニホンシ

日本の歴史を新しい視点でとらえ、検証し、新しい未来を考える

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

118.「正倉院」や沖ノ島「宗像大社」にエジプト、イラン、トルコなど西方由来のモノが辿り着いた

オリエント的なエジプト、イラン、トルコなど西方から辿り着いた"モノ"が「正倉院」に残っている。正倉院とは何か。何なのかがわかると、歴史的価値やその交流ルートから商人や民族の移動ルートが推測できるようになる。次の流れで紹介していく。 ・正倉院宝…

117.アレクサンドロス大王の東方遠征がもたらした歴史的な3つの意義

文明と文明をを結びつけたり、他の地域に拡散させるにはなんらかの動機や原因を伴う。古代オリエントの文明や古代ギリシャの文明、この2つを結び付けたのがアレクサンドロス大王である。その結果、ヘレニズム文化をもたらし、日本では正倉院に格納されるよ…

116.西洋文明発祥の地、ギリシャのエーゲ海の3つの文明

次に西洋文明の発祥の地、ギリシャをみていく。神話やオリンピック発祥の地として有名だが、知っているようであまり知られていない。そこで、知や芸術の源泉となったギリシャ文明をいくつかのキーワードを通して紹介する。ギリシャのエーゲ文明は3つ、その…

115.旧約聖書の預言書とは?~イザヤ書での東の国の暗示とユダヤ人がディアスポラに至るまで~

旧約聖書の預言書を紹介する。そしてイザヤ書にて「東の国」の存在がイスラエルの民に暗示される。そしてユダヤ人が国を失い離散していくまでの歴史的な出来事を時系列でまとめた。■預言と予言の違い神から預かったメッセージを伝えるのが預言。一方、予言と…

114.ヘブライ王国の南北分裂と滅亡、北イスラエル王国と南ユダ王国の12支族

ヘブライ王国の歴史的転換点となるイスラエル王国の南北の分裂。そして全12各支族をまとめる。これにより古代イスラエルの分裂の経緯を正しく把握し、陰謀論的に用いられやすい「失われた10支族」を正しく理解できるようになる。 ■古代イスラエル王国ヘブ…

113.シュメール人によるメソポタミア文明と神話の大洪水が象徴するもの

シュメール人がつくったとされる古代メソポタミア文明を紹介する。そしてシュメールにおける洪水の時期を推定する。また洪水伝説の教えとは何なのだろうか。■メソポタミアとは現在のイラクにあたる地域で古代発達していた文明。メソポタミアとは「河の間の地…

112.旧約聖書と新約聖書の違い

前記事でシュメール・ギルガメシュ叙事詩と旧約聖書の神話の類似性を確認した。ここでは旧約聖書と新約聖書を紹介する。目的は構造的な内容の紹介、そして旧約聖書が新約聖書の歴史につながりがあることにとどめる。次の流れで紹介していく。 ・旧約聖書と新…

111.世界の神話と洪水伝説のオリジン

ここでは世界神話の起源をみていく。神話を解き明かす危険性を述べたうえで、本論の洪水伝説へと入る。■序文:神話を解き明かす危険性本記事では神話の洪水伝説を単純化し論じ、神話を解き明かしていく。しかしこれは危険を伴う。歴史を持つ国にはどの時代の…

110.シュメール人とユダヤ人

日本語とヘブライ語の謎を追っていく。そのためにはヘブライ語を話すユダヤ人の祖先を追う必要がある。そしてそのユダヤ人の先祖は実はシュメール人だ。シュメール人は古代メソポタミア文明(イラク)を築いたとされ、シュメール人と古代ユダヤ人の関係性を…

109.国歌:君が代の歌詞もヘブライ語と音韻のダブルミーニング

前記事では民謡の「ナニャドヤラ」を取り上げた。次は日本の国歌である「君が代」をとりあげる。こちらもヘブライ語での解釈が可能なダブルミーニングとなっている。まずはその歌詞、そして成立過程をみたうえで、ヘブライ語を確認していく。 ■君が代の歌詞…

108.民謡:日本最古の民謡ナニャドヤラとヘブライ語の共通点

ナニャドヤラは青森県南部から岩手県北部にかけての盆踊りである。ナニャトヤラとも言われる。その踊りは地域による違いや同じ地域でもパターンが存在するという。さてこの歌詞は意味がわからず不思議である。しかし古代ヘブライ語で解釈すればその謎が解け…

107.日本創生編(序文)

これまでいくつかの時代にわけて日本史を紹介してきた。1つめは縄文時代~鎌倉時代における古代日本の形成過程の歴史。2つめは室町~明治時代における国家形成後に訪れたキリスト教圏によるグローバル化の波への対応の歴史。3つめは明治~大正期の富国強…

106.テティウス・ボーデの法則により火星と木星の間には惑星が存在する

「テティウス・ボーデの法則」とは、惑星の位置の法則。簡単な数列を使って惑星の太陽からの距離を導き出せるとするもの。これによると火星と木星の間には惑星が存在するはずである。小惑星帯の存在は何を意味するのだろう。あわせて物理、天文学史に関連す…

105.カントが示した感性、悟性、理性で人間性を高める

人間性を向上させるには「知性」「理性」「感性」「悟性」の4つの認識力を高めていく必要があるという。これまでの人生で何を学んだか。何を実践したかが問われるのである。しかしまず人間向上のために必要なことはなんだろうか。カントの思想をフレーム化す…

104.量子力学が示したマクロ世界とミクロ世界での同時存在

量子力学とは一般相対性理論と共に現代物理学の根幹を成す理論・分野である。その応用として「量子コンピュータ」がある。光の性質、そして量子コンピュータを紹介したのちに、物理学とスピリチュアルとの接点ともいえるこの量子力学によって証明される「同…

103.原因と結果と成果、意識のつながりを単純化するRTFフレームワークとブドウの房理論

ここまで様々な法則や歴史を見てきた。世界は「つながっている」ということを認識するため、2つの概念を紹介する。・つながっているとはどういうことか。・ほんとうは「みんなつながっている」ということはどういうことか。次の流れで紹介していく。目次・世…

102.貝塚と縄文海進と海岸線、地球と太陽に関係する法則まとめ

昔の海岸線は今と違っていたという。その研究は貝塚の分布がちょっとおかしいとの疑問から研究が始まった。「縄文海進」の研究でわかった「昔の海岸線」について紹介する。また最下段で、当記事をふまえた地球と太陽に関係する法則をまとめた。 次の流れで紹…

101.歳差運動と日射量の関係を示したミランコビッチサイクル、そして地磁気の変化

わたしたちは地球の上で暮らし過去から歴史をつないでいる。実はその歴史は太陽と地球という「恒星と惑星との関係」による法則を大きく受けている。「歳差運動」、地球のコマの概念を説明する。それらが地球の気候に影響を与えていることを紹介する。以下の…

100.ガイアの法則が示す地球のバイオリズムと文明の1611年周期移動説

ガイアの法則は千賀一生氏が唱えた、地球にはバイオリズムがあるとする説である。下記にて概要を紹介する。ご興味を持たれた方は書籍を参考として頂きたい。次の流れで紹介。 目次・ガイアの法則・その理論的背景・第一文明期・第ニ文明期・第三文明期・第四…

99.文明法則史学、文明は1600年の周期があり東西文明の盛衰が800年で入れ替わる

「文明法則史学」をご存じでしょうか。東西文明の盛衰が800年周期で入れ替わるという説。まずはこの法則を取り上げ、さらには関連法則となるガイアの法則、歳差運動周期にふれる。これまで現代史、古代文明あたりの謎に迫ってきたが、そもそものそれら人間の…

98.エジプトとスーダン、ピラミッドの数が多いのはどっち?

2023年3月2日、エジプトで世界最大のピラミッドとされるクフ王のピラミッド内部に謎の空間が発見されたというニュースが流れた。186年ぶりの大発見と言われている。再びピラミッドに注目が集まっている。これまで日本の巨石文明やアンデス・インカのピラミッ…

97.海に沈んだ古代の文明、与那国海底遺跡と世界の海底遺跡

海にも古代の文明が沈んでいる。古い時代のものもあれば、伝説となってしまった古代文明の一部もあると思われる。ここでは日本の与那国海底遺跡、そのほか世界の海底遺跡を調べた。目次・1.ジーランディア大陸・2.与那国海底遺跡・3.イスラエル、アト…

96.アンデス・インカ文明に多い空にまつわる遺物と頂上に台座のあるピラミッド

日本の巨石文明や山型のピラミッド(?)の謎を解く手がかりとして中南米の文明を調べる。頂上が台座となっているピラミッドや空にまつわるオーパーツが多数発見されている。インカ文明は「前文明の大陸が沈んだ際に逃れた人々の文明では」という説もある。真…

95.ピリレイスの地図から推測される過去に飛行技術を持つ古代文明の存在

ピリ・レイスの地図は大航海時代に描かれたとされる地図である。ただし、単なる地図ではない。当時、本来持ちえないはずの知識によって南米大陸の海岸線や氷で閉ざされているはずの南極大陸の一部が描かれているという。ピリレイスの地図から情報を読み解く…

94.日本のピラミッドといわれる葦嶽山は巨石文明?ピラミッド?

広島県にある葦嶽山はピラミッドであるとの説がある。確かに山の形状はピラミッドに似ている。ほんとうにそうなのか、あるいは巨石文明なのだろうか。真偽はさておき、日本に存在するピラミッド説のある山について、その形状や巨石建造物の有無を調べ、理解…

93.日本のストーンサークルと大湯環状列石

ストーンサークルと言えばイギリスのストーンヘンジだが実は日本にもたくさんストーンサークルがある。そのうちのひとつ大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせき)は秋田にある。ここでは日本のストーンサークルがいつ頃つくられたかを紹介。 目次・大湯環状…

92.南関東最大級の縄文遺跡、下野谷遺跡の歴史年表で古代日本がわかる

東京都の西東京市に下野谷遺跡がある。南関東では最大級と言われ、都内にあり手軽に行ける場所でもある。近年発掘されたため、公開されている歴史年表が日本史、そして世界史を読み解くうえで重要な手がかりとできる。以下の流れで紹介していく。・下野谷遺…

91.縄文人は天体観測を行っていた、三内丸山遺跡の大型掘立柱建物跡は夏至の観測所か

1992年、青森県にて三内丸山遺跡が見つかった。17世紀頃より何かあるらしいとのことはわかっていたらしい。県総合運動公園の野球場建設にともなって本格的な発掘調査が行われた。これが大発見となった。縄文時代の歴史を大きく塗り替えた。当記事では三内丸…

90.虫の声が聞こえる日本人とミクロネシア人

夏のセミの声。秋のスズムシの声。日本人は虫の声で季節を感じているといっても過言ではない。でもその虫の出す音を「声」として感じられるのは実は「日本人」と「ミクロネシア人」。どういうことだろうか。そしてそれはなぜなのだろう。次の流れで紹介する…

89.図解でわかる世論構築の構図~周辺諸国、ポリティカルコンパスも考慮して~

どうして国民の意見を吸い上げ、国民の暮らしを良くするという、そういう仕組みができないものだろうか。実は、思っているより多くの利害関係者がいて、意思決定をするというのは複雑な構図となっているということを理解する。※当まとめは完全オリジナルです…