シン・ニホンシ

日本の歴史を新しい視点でとらえ、検証し、新しい未来を考える

99.文明法則史学、文明は1600年の周期があり東西文明の盛衰が800年で入れ替わる

「文明法則史学」をご存じでしょうか。東西文明の盛衰が800年周期で入れ替わるという説。まずはこの法則を取り上げ、さらには関連法則となるガイアの法則、歳差運動周期にふれる。これまで現代史、古代文明あたりの謎に迫ってきたが、そもそものそれら人間の動きをつくりだす、地球の物理法則にせまっていく。次の流れにて紹介していく。

・文明法則史学
・ガイアの法則
・歳差運動周期
歴史認識の転換にかかる時間はどれくらい?

■文明法則史学
 文明に1,600年の盛衰周期があるとされる。村山節氏が唱えた。1,600年で1サイクルとして栄枯盛衰する。このため西洋と東洋は800年で覇権が交代する。歴史学的見地からの法則となる。歴史の分類からこの法則を発見しておりWEB上でも徹底的な考察、解説されている。その適用エリアも日本のほか、世界、ヨーロッパ、西アジア、インド・東南アジア、朝鮮半島などエリアにとらわれない汎用的な法則である。
詳しくは公式サイトを参照頂きたい↓
http://bunmeihousoku.com/

■ガイアの法則
物理、地政学的な法則。地球の文明のホットスポットが経度22.5度ずつ、1611年かけてわかる周期があるとする説。西回り、東回りのスピンの2つが存在する。千賀一生氏が唱えた。このガイアの法則が文明法則史学と1600年周期で一致する。個人的解釈としてはガイアの法則が物理学的な法則、文明法則史学が歴史学的な説というとらえ方をしている。ガイアの法則は別記事で取り上げることとする。

■歳差運動周期
地球の地軸が1回転する周期。地球をコマに例えたとき、その地軸が回転運動をしている。その運動を歳差運動という。これにより春分点秋分点黄道に沿い、少しずつ西向きに移動する。これを歳差という。その周期は25,772年(約25,800年)である。これを16で割るったとき「1610年」となる。千賀一生氏の唱えたガイアの法則が歳差運動との関連を示す。こちらも別記事で取り上げたい。

歴史認識の転換にかかる時間はどれくらい?
 時間、タイムスパンつながりにて。
日本における戦後スキームを変えていく場合、感覚値として60年かかるだろうか。なぜなら古い世代の人はその時代を経験する。それが次の世代にも影響を及ぼす。しかし、そのまた次の世代には影響を及ぼしにくい。1世代30年とすると、60年は2世代分。大きな価値観を変えていくには、60年時間がかかる。

■感想
実はこの歳差運動周期は奥が深い。
※別記事にて「ミランコビッチサイクル」や「量子力学」を紹介していく。
・地球は自転、公転、歳差運動をあわせるとコマのようにフィギュアスケートのようにスピンをしている
・さらに上下逆転もする
・地球という磁気がある物体が高速で動くため、電流が発生する
・最近地磁気が減少しているらしいが、フレミング左手の法則でいう電・磁・力の磁が減るということは何を意味するのだろうか。どういう影響があるのだろうか。
・わたくしは20年ほど前に村山節氏の書籍「文明の研究」を購入しました。

<参考>
・文明の研究―歴史の法則と未来予測
・文明法則史学:http://bunmeihousoku.com/