シン・ニホンシ

日本の歴史を新しい視点でとらえ、検証し、新しい未来を考える

311.ナフタリ族渡来後の淡路島の歴史

前回記事の関連する淡路の遺跡や、淡路のその後について取り上げる。ナフタリ族が渡来していたとするならば、その後の歴史に影響を及ぼしただろうか。次の流れで紹介していく。

古代イスラエル文化遺跡とその他の遺跡との対比
・そのほか27の遺跡(土地)
・紀元前後
・1世紀
履中天皇即位前、阿曇浜子
・磐境神明神社(いわさかしんめいじんじゃ)と白人神社(しらひとじんじゃ)

古代イスラエル文化遺跡とその他の遺跡との対比
前記事にて淡路夢泉景内の小磯海岸の古代イスラエル文化遺跡を取り上げた。
自然の岩盤の裂け目を利用、女の陰部(ほど)の彫像であるとされる。
↓は前記事、ナフタリ族とイヨのフタナジマを取り上げた回

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ほか、淡路内の女陰に関する遺跡として

・淡路島 山王神社 女陰岩
・淡路島 舟木石上神社 女陰岩
・淡路島 東山寺奥の院 女陰岩

などがみられるとされる。
しかし、これらは抽象的であり、小磯海岸の古代イスラエル文化遺跡ほどはっきりしていないとされる。

■そのほか27の遺跡(土地)
故・白山義高氏によれば
下記の遺跡を発見したとする。
しかし白山義高氏の死去にともない調査資料などが焼却、残っていないとされる。
・権現山
・塩崎
・池野
・土生
・油谷(ユダニ)
・吉野
諭鶴羽山 ※淡路島で最も高い山で標高 607.9m
・元井戸
・黒岩
・白崎
・畑田
・相川
・中津川
由良町
・拍原山
・古茂江
・いい磯
・小路谷
・すもと
・先山
・廣田
・倭文
・擾列
・いちむら
・賀集
・福良町
・阿萬町

故・白山義高氏は上記の油谷(ユダニ)に最初にイスラエル人が渡来したとされる。
油谷は沼島・上立神岩の北。
地理上、沼島の真北に位置することや油谷(ユダニ)という地名以外で何を根拠とし最初に渡来したとされたかは残っていない。

■紀元前後
淡路島に紀元前後、青銅器文化が栄えた平野の集落に取って代わるようにして、山間地の集落が出現、畿内中心部に先駆けて鉄器文化が取り入れたとされる。
この頃、あわじの入田稲荷前遺跡からの「貨泉」が出土している。
↓南あわじの入田稲荷前遺跡からの貨泉の出土を取り上げた回

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■1世紀
五斗長垣内遺跡では鉄器の生産が開始。
鍛冶工房の跡や朝鮮半島からもたらされた鉄斧などが出土した。

二ツ石戎ノ前遺跡では「辰砂」を原料とする朱の精製を行った工房跡が発見された。
淡路の海の民はのちに「海人」と呼ばれた。

出典:淡路島のストーリー | 淡路島日本遺産 をもとに編集

淡路の五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)弥生時代後期(現在より1800年~1900年前)、日本で最大規模の鉄器生産遺跡を紹介した。
また、松帆銅鐸は2300年前~2100年前頃、紀元前4世紀~紀元前2世紀頃の銅鐸。銅鐸からは出雲とのつながりがみられた。
↓は五斗長垣内遺跡、松帆銅鐸を取り上げた回
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履中天皇即位前、阿曇浜子
履中天皇の在位は西暦400年~405年。
日本書紀、推定399年頃。

住吉仲皇子(すみのえのなかつみこ)仁徳天皇の皇太子である去来穂別皇子(いざほわけのみこ、のちの履中天皇に反旗を翻す。

このとき、阿曇浜子は住吉仲皇子に味方した。

安曇連浜子(あずみのむらじはまこ)に率いられ軍事行動を起こしたのは淡路の能嶋(のしま、または野嶋)の海人とされる。

その後、阿曇一族で活躍した人物に阿曇比羅夫(あづみのひらふがいる。
663年の白村江の戦いに参加、その際に戦死したとされる。

長野県安曇野市穂高神社にて安曇連比羅夫命として祀られている。
なお、穂高神社の「御船祭り」は毎年9月27日に行われる。阿曇比羅夫の命日であるとされている。

その後、阿曇氏の活躍はみられなくなるが、阿曇連一族は684年(天武天皇13年)、八色の姓で第3位の宿禰姓を得たとされる。

■磐境神明神社(いわさかしんめいじんじゃ)と白人神社(しらひとじんじゃ)

磐境神明神社(いわさかしんめいじんじゃ)について。
所在は美馬市穴吹町口山字宮内。
自然石を積み上げてつくられた祭祀場がある。
長方形状に南北に約7m、東西約22mの範囲。
ユダヤ教の神殿との類似性がみられるとされる。
1740年代に発見された。
現在のものは近世以降のものとされる。

白人神社について。
磐境神明神社は白人神社(しらひとじんじゃ)の奥宮である。

↓はgooglemap、磐境神明神社

maps.app.goo.gl

↓は美馬市、磐境神明神社

www.city.mima.lg.jp

↓は美馬市、白人神社

www.city.mima.lg.jp

<参考>
履中天皇 - Wikipedia
阿曇浜子 - Wikipedia
・淡路の神秘、エル、エロへ、イスラエル / 武智時三郎