シン・ニホンシ

日本の歴史を新しい視点でとらえ、検証し、新しい未来を考える

312.剣山と祖谷の民謡・みたからの歌

徳島県の剣山について紹介する。アワからイセに三つの宝を移した手がかりを得る。次の流れで紹介していく。

・剣山(つるぎさん)
・剣神社と大劔神社
・宝蔵石神社
・祖谷の民謡(いやのみんよう)
・つるぎ山と高知県香美市
高知県物部川奈半利川

■剣山(つるぎさん)
所在は徳島県
三好市東祖谷、美馬市木屋平、那賀郡那賀町木沢の間に位置。

前回取り上げた磐境神明神社の南、約63kmほどの距離である。

標高は1955m。
山頂には
・宝蔵岩
・鶴岩
・亀岩
・剣岩
といった巨石がある。

西洋史のミステリーの関係上、日本人よりも海外のある特定層で有名な山と考えられる。

つるぎは鶴と亀で鶴亀(つるぎ)とも。
アークをめぐる真偽の入り乱れた伝説がある。

昭和11年頃から有志3人により亀岩の下の発掘調査がなされた。
しかし当時の憲兵隊に没収されたとされる。

見つかったのは
・球体型の太陽石
・大理石のアーチ門
・ピラミッド状の空間(高さは15mほど)

太陽石である「聖なる鏡石」のかけらの一部が残り、現在、剱神社に納められている。
↓はYAMAP、剣山

山頂に剱山本宮宝蔵石神社の神体石の磐座イワクラがある。
↓は剱山本宮宝蔵石神社

tsurugisanhongu.amebaownd.com

↓は前記事、ナフタリ族の渡来後の淡路
yamap.com

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■剣神社と大劔神社
「剣神社」は剣山の見ノ越に鎮座する神社、標高1420mあたりにある。
本社の「大劔神社」は標高1810mあたりにある。
↓はgooglemap、剣神社

maps.app.goo.gl

■宝蔵石神社
標高1930mにある神社。
7月17日に剣山神社本宮大祭が行われる。
お神輿を剣山の山頂まで運ぶ神輿渡御が行われる。

7月17日はユダヤ教において「シオン祭り」が行われる記念日。

その由来は旧約聖書の創世記において、大洪水が起こったのち、アララト山の上に「ノアの箱船」が止まった日。

■祖谷の民謡(いやのみんよう)
徳島の祖谷(いや)に次の民謡が残る。

その歌詞の内容から類推すれば、祖谷から伊勢に神宝を運んだ際のことを民謡化したものではないかと推測される。

言葉が比較的新しい印象がある。
江戸時代あるいは明治時代などに作製したのだろうか。あるいは古くから残る言葉を現代語にアップデートしたのだろうか。

※いずれにしても剣山関連の情報は玉石混淆、すべて正しいわけではないので注意が必要。

九里きて、九里行って、九里戻る
朝日輝き、夕日が照らす
ない椿の根に照らす
祖谷の谷から何がきた
恵比寿大黒、積みや降ろした
伊勢の御宝、積みや降ろした
三つの宝は、庭にある
祖谷の空から、御龍車が三つ降る
先なる車に、何積んだ
恵比寿大黒、積みや降ろした、積みや降ろした
祖谷の空から、御龍車が三つ降る
中なる車に、何積んだ
伊勢の宝も、積みや降ろした、積みや降ろした
祖谷の空から、御龍車が三つ降る
後なる車に、何積んだ
諸国の宝を、積みや降ろした、積みや降ろした
三つの宝をおし合わせ
こなたの庭へ積みや降ろした、積みや降ろした
積みや降ろした

剣山のみを取り上げた場合、都市伝説のように聞こえてしまう。
そこで以降は剣山エリア付近に住んでいた民族に関連すると思われる事項を取り上げ、かなりの確度にて実在していたことを示す。

■つるぎ山と高知県香美市
徳島のつるぎ山と高知県香美市はともに山あいで距離もややあるが位置的には南西、エリアとしては近い。
この香美市物部川が流れる。
香美市の中心地は美良布(びらふ)
阿曇一族で白村江の戦いで戦死したとされる阿曇比羅夫の「ひらぶ」と同じ語源だろうか。

高知県物部川奈半利川
過去記事で高知県物部川、伊尾木川、奈半利川を扱った。
長宗我部元親は、末裔の方の書籍から秦氏の末裔の蘇我氏とされる。

位置的に、徳島・剣山にいた人びとと高知県香美市物部川上流から安芸郡奈半利町にかけて古代に渡来した人びとは同じ民族であっただろうか。

物部氏蘇我氏といったマエツキミはユダヤ人の氏族なのだろうか。
高知県物部川、伊尾木川、奈半利川を扱った回

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なお、高知県の東部、奈半利町(なはり)には「多気神社」がある。
伊勢神宮と21kmの距離に三重県多気多気町がある。
古代の民族の信仰を通じたつながりがあるのだろうか。

多気神社のある場所として高知県奈半利町を紹介。

shinnihon.hatenablog.com

<参考>
東祖谷菅生 - Wikipedia
ミステリースポット | 剣山~古代ミステリーと神秘の世界~