シン・ニホンシ

日本の歴史を新しい視点でとらえ、検証し、新しい未来を考える

05.縄文土器から弥生土器への変化は芸術的価値からより実用的価値へ

世界最古の土器は、青森県大平山元遺跡で発掘された縄文土器
1万6000年前のものらしい。これは相谷土偶などとの出土時期とも重なる。
土器には分類として縄文土器弥生土器があり、それらの形や使われ方をみると、変化がみられることがわかる。

縄文土器
縄文土器とは約1万6000年前~約2400年前までの一般的に縄の模様がつけられたもの。
ちなみに、特徴的な火焔土器は5300年前~4800年前の約500年間。見た目は炎のようなイメージがありますが、水の流れを現した水紋土器ではないかという説もある。その出土のほとんどが新潟県内の信濃側の川上・中流域に集中している。
火焔土器(水紋土器?)の形をみると土偶と同じく、
芸術的な感性が高い意識を持つ人々によってつくられたのではないかと思う。

弥生土器
弥生土器は、使用された紀元前3世紀から3世紀までの時代のもの。
軟質素焼きの土器で朝鮮半島の無文土器の製作技術や彩文手法を採り入れて成立したとする説が有力。この時期になってくると狩猟採集社会から農耕社会への変化で食料の保存や運搬、鍋(調理器具)として実用性として土器を用いていた様子。

渡来人の技術の影響もあり、より簡素なもの、より実用的なものに置き換わっていったのかもしれない。

参考
縄文土器: 縄文土器とは?特徴や歴史を徹底解説! | thisismedia
弥生土器: 弥生土器 - Wikipedia