今回は「マイム・マイム」について取り上げる。これによって日本の古代において何が起きていたかの理解を深める手がかりとする。次の流れで紹介していく。
・フォークダンスとしてのマイム・マイム
・マイム・マイム(Mayim Mayim)
・旧約聖書と救いの井戸
・籠神社(このじんじゃ)について
■フォークダンスとしてのマイム・マイム
個人的にはマイム・マイムというとCMソングを思い浮かべるが、日本においては戦後、日本の小学校などでフォークダンスとして取り入れられた。
↓はYOUTUBE 日本コロンビア・フォークダンス・マイムマイム
■マイム・マイム(Mayim Mayim)
イスラエルの楽曲。
開拓地で水を掘りあてて喜ぶさまを歌ったものとされる。
原曲は1942年、エマヌエル・アミランが劇のために作曲した楽曲とされる。
踊りは1937年、エルス・ダブロン が振付けたものとされる。
■旧約聖書と救いの井戸
マイム・マイムは旧約聖書が元になっている。
イザヤ書第12章第3節。
あなたがたは喜びをもって、救いの井戸から水をくむ
(ウシャヴテム マイム ベサソン ミーマァイェネー ハーイェシュア)
が歌詞の元になっているとされる。
「マイム」とはヘブライ語で「水」、「ベサソン」は「喜びのうちに」を表し、「マイム ベサソン」で開拓者が水を掘りあてて喜ぶさまを表すという。
キリスト教からすれば「救いの井戸」を「救い主=キリスト」のメタファーであると解釈される。
■籠神社(このじんじゃ)について
過去記事でも取り上げた籠神社(このじんじゃ)について。
天の眞名井、そして水、邊津鏡、息津鏡などが古代のイスラエルと関連するように思う。
また相殿神の天之水分神(あめのみくまりのかみ)は水を分配する神。
未開の地に水を引く開拓者のイメージと一致する。
↓は籠神社について取り上げた回
↓古事記のイザナギの禊で生まれる12神の箇所、オキツとヘツの神が登場する箇所に隠れメッセージがあることを発見、紹介した回
<参考>
・マイム・マイム - Wikipedia