シン・ニホンシ

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258.熊本県阿蘇郡の押戸石の丘にシュメール文字のペトログラフは存在する?

熊本県阿蘇郡の押戸石(おしといし)を紹介する。押戸石には古代のシュメール文字が刻まれた岩(ペトログラフ)が存在するという。次の流れで紹介していく。

・押戸石の丘
阿蘇山とは、外輪山とは
・押戸石の丘にペトログラフは存在するという説
・押戸石の丘にペトログラフは存在しないという説
・シュメールとユダヤ人のつながり

■押戸石の丘
所在は熊本県阿蘇郡南小国町中原。
押戸石の丘には阿蘇外輪山の草原の丘(標高845m)の大小数百個の石群があり
その中で最大の石が通称「押戸石」と呼ぶ。頂上付近の巨石には古代文字(ペトログラフ)が発見されている。シュメール系海洋民俗の祭礼の場であったと言われている。
↓googlemap、押戸石の丘

goo.gl

押戸石の丘は実写版の進撃の巨人のロケ地ともなった。

↓個人の方のブログ、押戸石の丘の風景がわかる画像あり

recotripp.com

阿蘇山とは、外輪山とは
阿蘇外輪山とは。
阿蘇山は単体の山ではない。
火山噴火でできた巨大な凹地(くぼち)である世界最大級のカルデラ(東西約17km、南北約25km、面積約350km2)の中に中央火口丘群(主に阿蘇五岳など)が存在する。
この中央火口丘群を阿蘇山と呼ぶ。
阿蘇五岳
高岳(たかだけ)
・中岳(なかだけ)
烏帽子岳(えぼしだけ)
杵島岳(きじまだけ)
根子岳(ねこだけ)
から成る。
また、カルデラの外側に火砕流によって形成された台地の「外輪山」がある。
この外輪山を含んで「阿蘇火山」と呼ぶ。

■押戸石の丘にペトログラフは存在するという説
ペトログラフ(岩石文字)研究の第一人者、日本ペトログラフ協会の会長である吉田信啓氏が押戸石の丘にペトログラフは存在するという説を唱えた。また南小国町教育委員会により押戸石の案内板にてペトログラフが刻まれているとの記載がある。
wikipediaより、吉田信啓氏
吉田信啓 - Wikipedia

↓は個人の方のブログ、シュメール文字ペトログラフとして刻まれているという岩の写真、および南小国町教育委員会の案内板の写真がある
旅行記 ・押戸石の丘 − 熊本県阿蘇郡南小国町

■押戸石の丘のにペトログラフは存在しないという説
熊本大学名誉教授の方の説。
・ 巨石群を含めて阿蘇の火山活動が遺した自然の造形である
・どの大岩にも無数の亀裂模様や落雷痕、浸食痕が見られる。
・古代人の岩刻文字(ペトログラフ)は存在しない。
としている。
↓下記リンク先にて確認できる
https://www.asoshiranui.net/oshito/

■シュメールとユダヤ人のつながり
シュメール人ユダヤ人は系統的につながっている。
↓過去記事で取り上げた回

shinnihon.hatenablog.com

■まとめ
・押戸石の丘には巨石群が存在
ペトログラフの刻まれた押戸石がある
・学術的な証明には至っていない

■感想
・かつて邪馬台国のあった地、熊本にシュメールのペトログラフの逸話が存在することはひじょうに興味深い。